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終幕の御礼/北川

佐藤佐吉大演劇祭スタッフ

北川です。

おかげさまで、佐藤佐吉大演劇祭2018in北区、全ての上演日程を終了しました。
お越しいただいたお客様、本当にありがとうございました。
この無謀な挑戦にGOサインを出していただいた佐藤電機株式会社の佐藤行雄社長・佐藤孝治取締役、お力添えいただいたスポンサーの皆さま、助成を賜った団体の皆さま、協力企業・団体の皆さま、そして物心ともにご支援いただいた北区文化振興財団の武藤さんを始めとする皆さま、本当に深く感謝申し上げます。
そして参加団体の皆さま、素晴らしい作品を上演していただいて、本当にありがとうございました。

今回、インターン・ボランティアスタッフを含めると56名のスタッフで運営しました。
誰一人が欠けても、という手垢の付いた言い回しに、こんな実感を伴う日が来るとは思っていませんでした。文字通り、全てのスタッフの力無しにはこの演劇祭を終幕させることは出来ませんでした。
改めてスタッフひとりひとりに感謝申し上げます。みなさんとご一緒できたことが私の誇りです。
本当にありがとうございました。

さて、私事ではありますが、今日4月1日をもって芸術監督を退任します。
ちょっとだけ。
芸術監督とは何だったのかを考えます。何なのかを考える、とも一緒です。もちろんまだ整理はついていませんし、これから時間をかけて整理していくこと、また今後の私の身の振り方でその評価も動くものだと思ってはいるのですが、今終わった直後に思ったことを自分用のことも含めて書いておきたくて、書きます。
私は幸いにしてプログラム編成権・人事権・予算執行権の全てを劇場に預けてもらいました。
自身の脚本業・演出業と並行しながら、また特に後半は会社の業務も兼務しながらの状態で、ただただがむしゃらに、目の前に来たことに精一杯取り組むばかりではあったのですが、それでも、劇場という場所の持つポテンシャルに驚くばかりの日々でした。
劇場の持つ可能性はまだまだ未知数です。その可能性を私たち創作者が諦めず、粘り強く社会に訴えかけ続けること、演劇が社会にとって必要なものであることを証明していくこと。私自身、これからこの劇場の感動のロジックをより強くしていくための仕事に取り組んで行ければと思っています。
劇場という場所が好きで、それを仕事にできて、また次の世代に引き継いでいく、という単純で大事なこのタイミングを、この演劇祭の終わりに迎えられたこと、どんな感傷が押し寄せてくるのだと思っていたのですが、(今のところは)安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。

長々と締まりのない文章を書きました。
私は一旦創作の最前線からは退きますが、またどこかで何かしらの形でお目にかかることがあるかと思います。その時はまたご一緒できますと幸いです。面白い奴でいれるよう私も精進します。また、どこかで。

改めて、佐藤佐吉大演劇祭2018in北区、無事に終演することができました。
次回、装いを一新した2(4?)年後の開催にご期待くださいませ!
皆様本当に、ありがとうございました!!!!!

佐藤佐吉演劇祭実行委員会 実行委員長 
花まる学習会王子小劇場 芸術監督  北川大輔
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