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劇団さんいらっしゃい「劇団スポーツ」

佐藤佐吉大演劇祭スタッフ

本日の「劇団さんいらっしゃい」は、3月29日(木)~4月1日に、王子スタジオ1にて「グランマに伝えて、アニーは不死身」を上演する「劇団スポーツ」より、の内田倭史さん(以下、内田)と田島実紘さん(以下、田島)にお越しいただきました。
劇場スタッフ、大石とのトークをお楽しみください!

大石 劇団さんいらっしゃい、本日のゲストは「劇団スポーツ」さんです!…おっしゃってましたよね?「誰も知らんと思います」って…(笑)
田島 最後に謎の…(笑)
内田 申し訳ない(笑)

スポーツチラシ



大石 今回、最若手劇団ですよね。では、自己紹介をお願いします。
内田 劇団スポーツの内田倭史と申します。よろしくお願いします。
田島 田島実紘です。よろしくお願いします。
大石 ダブル主宰なんですよね。役割的には、どういう感じなんですか?
内田 役割…。
田島 基本的に…絵とかはこっち(内田)で、文字とかは僕。
内田 テキストが彼(田島)で、美術とか、空間作りが僕です。
大石 なるほど。演出は…?
田島 演出は、二人で…。
大石 えー。絶対もめる!
内田 役者は、どっちの言うこと聞けばいいんだって…(笑)
大石 実際、問題は起きないんですか?
内田 起きてるっちゃ起きてるよね?
田島 問題しか起きてないね(笑)
大石 ざっくり、団体の概要を教えていただけますか?
内田 早稲田大学の演劇サークルに所属していまして、僕がそこ(サークル内)で旗揚げした劇団、という扱いになっています。
大石 スポーツという名前は…何でスポーツなんですか?
内田 何でなんだろう…。
田島 何の意味もないんですけどね…。
内田 それ言ったら、カッコ悪いじゃん!(笑)
田島 まあ、スポーツが好きなんですよね…。
一同 ……。
大石 あの、彼今ね、緊張して大人しい感じになってますけどね、劇場の新年会で会った時は結構、ため口で来てましたからね!
田島 あの時は酔ってました(笑)
大石 (チラシを見ながら)「演劇の嘘と戦ったり戦わなかったりします。コメディです」
田島 あー。メタやったり、やんなかったり、みたいな。
大石 なるほど。前回の公演は、どういうことをやったんですか?
内田 前回は…役者が自転車をこいだら、はじめて照明がつく。
田島 舞台上に三つ、自転車があって。
大石 すげーおもしろそう!物語はある?
田島 ガッツリある方ですね。
大石 なるほど。で、コメディですもんね。
内田 色々言ってますけど、くだらないことしか…(笑)
大石 チラシかっこいいですよね。
田島 内田が作りました。
大石 内田すげー!では、今回の作品について聞いていきたいんですけど…。タイトルから、グランマとアニーが出てくるのかなあ、なんて思っているのですが。
田島 えっと…二段ジャンプを飛べる女の子がいて。その子が二段ジャンプを飛べなくなって、何でだろうなっていう…。
大石 俺それ、結構好き。
内田 どこで好きになったんですか(笑)
田島 超言葉少なかったですけど(笑)
大石 いや、好き!飛べたのに飛べなくなったら、しょげるじゃない?
内田 しょげますね。
田島 相当しょげます。
大石 それは、最終的に飛べるか…は観てのお楽しみですね。他に、どんな役が?
田島 えっと、売れない役者と、四年くらい同棲してるその彼女と、その後輩…の三人組。それと、二段ジャンプ飛べた女の子と、僕ら二人が三人組で、物乞いになっていて…。
大石 謎が多い!
田島 で、もう一人、その女の子を探しに来たサラリーマンがいる。…の七人ですね。
大石 ほお。で、下らないというか、面白いことがしたいんですよね?
田島 そうですね。
大石 でもさ、お二人見てるとさ、イケメンだし、スポーツもやってきたわけでしょ?わざわざ演劇やらなくてよくね?って思うんだけど。なんでやっちゃったんですか?
田島 内田は僕が誘ったんですよ。
内田 地方出身で、小劇場を知らなかったんですよ。で、大学で彼と仲良くなって、演劇サークルに連れていかれて…。
大石 元凶はこっち(田島)だ!
田島 そうです。
大石 元凶はなんで…。
田島 高校の友達が、KAATの館長さんの娘さんだったんです。
大石 すげえ繋がり。
内田 こいつ、育ちいいんですよ。
田島 大金持ちなんですよ(笑)…で、その伝手で色々関わらせてもらって…大学に入ったら絶対、自分でもやろうと。
大石 おお。売り方によっちゃ、パーンと売れそうな気もしますけどね。二人とも、顔出すのあんまり好きじゃない?
田島 いや…そもそも、自分らでイケメンとか一度も思ったことないですからね。
内田 いや、その言い方も何かさあ(笑)
田島 確かに(笑)
大石 モテたでしょ?
田島 僕はメチャメチャモテましたね。
大石 うるせえなあ。でもなんか、歪んでこなかった感じがするというか、社会性もありつつ、かつコメディセンスもある、みたいな感じしますよねえ。…(コメントを見て)「俳優さんではないのですか?」
田島 俳優さんでもある…よね、一応?
内田 そうですね。二人とも、主宰をしつつ。
大石 すごい。ダブル主宰で、脚本と演出、そして俳優。
田島 そうですね。
大石 最終的にはどうなりたいんですか?
田島 これ…何かカッコ悪いんであんまり言いたくないんですけど、最終的にはそういう枠を取っ払いたいなと思ってます。
大石 なるほどなるほど。
内田 最初にスポーツを旗揚げした時の最終目標は、宇宙飛行士になることだったんですよね。
大石 うーん…うん?(笑)
田島 とりあえず、売れに売れて、最後には宇宙船を作って、月で公演やろうって…。
大石 でも、お坊ちゃんだから、自分のお金でやれば…?(笑)
田島 確かに、そうっすね(笑)
大石 何聞こうかな…あ、満席の回が増えて来てるんですよね。
田島 そうですね…。
内田 今、頑張って席を増やしています。
大石 今売れてるってことは、前回が面白かったってことですよね。
田島 お陰様で…ありがとうございます。
大石 マジで、ここから来る団体ですから。売れる雰囲気がある。…チケット安くないですか?大丈夫?
田島 ……。
大石 あ、なるほど。分かった。
田島 いや、違う!個人的に出してはないけど!(笑)…まあ。
内田 ずっと無料でやっていたので。
田島 今回、はじめてお金取るくらいなんで。
大石 前売り一般1300円…ちょっといいランチ!
二人 (笑)
大石 当日1500円…アンダー25は1000円!一回観に来て欲しいですね…なんか、もうちょっと作品のこと聞けますかね。「笑える」とか、「ちょっと熱い」とか…。
田島 あ、ちょっと熱いです。
内田 ちょっと熱い。
大石 あ、いいですね。
田島 分かりやすい…とは思います。
大石 そうなんだ。今までの話聞いてて、複雑かなと思っていたのですが。
田島 仕組みだけ頑張って考えて、それをメッチャ分かりやすくやるのがいいかなって。…ただまあ、それが実際分かりやすくなっているかは正直、分からないですね。
大石 なるほど。前回公演の自転車こぐみたいな、何かの枠組みがあって、物語をやるってイメージですか?
田島 まさにそうですね。
大石 おお。その枠は…劇場でのお楽しみ?
内田 そうですね。
大石 コメディのドラマがあって、プラス一個、枠というか、舞台の設定があって…。
田島 毎公演、前回で言う自転車をこぐみたいな動作を一個決めて、あとは分かりやすいドラマで。
大石 その枠はどっちが決めるんですか?
田島 こっち(内田)…?
内田 割と…。
大石 二人で脚本書いてるって聞いたんですけど。
田島 プロットは二人で考えてます。
内田 それを(田島が)テキストに…。
田島 だから10時に稽古終わったら、終電とか朝とかまで二人でプロットを話して、それで決まったら僕が脚本を書いて、次の稽古に持っていって、フィードバックして、みたいな…だから絶対、どっちかの審査が入るんです。
大石 なるほどね!お互いのセクションを、チェックをするという。なんか、長いこと続けられそうな感じがするね。
内田 だといいですねえ。
大石 …残り五分か。何の話したら興味持ってもらえるかな…。
田島 あ、じゃあ、じゃあ。
大石 お。
田島 役者もスタッフも、大体二十歳なんです。
内田 あー!そうっすね。
田島 僕らは違うんですけど、呼んだ役者さんスタッフさんは、二十歳がすごい多くて。なんで、若いし、あんま売れてないけどいいぞ、っていう…。
大石 なるほどなるほど。演劇祭の最後に、爪痕を残して帰ってくれればと思ってますんで…。
内田 頑張ろうな(笑)
田島 ハハハ(笑)
大石 ということで、そろそろいいお時間ですが…何か言い残すことないですか?
内田 あー…王子スタジオに来てくれたら、ちょっと驚くかもしれないですね。
田島 そうですね。
大石 お。俺さっき、それ聞いたわ。(劇場スタッフの)佐々木さんがスタジオ担当なんだけど、「スタジオでまさか…」って。
二人 ハードルが…(笑)
内田 まあでも、ちょっとおおってなると思います。
田島 確かに…美術と役者はいいですね。あとは僕ら脚本演出が頑張るだけです(笑)
大石 (コメントを見て)「土足禁止ですか?」
田島 受付で、靴袋をお渡しする形となります。
大石 そんな感じで、大注目の「劇団スポーツ」の「グランマに伝えて、アニーは不死身」、3月29日~4月1日、前売り1300円ですんで!とりあえず観に来てください!上演時間は約100分です。というわけで、本日は「劇団スポーツ」より、内田倭史さんと田島実紘さんにお越しいただきましたー!
二人 ありがとうございましたー!
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