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佐藤佐吉大演劇祭スタッフ

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劇団さんいらっしゃい「ぬいぐるみハンター」

佐藤佐吉大演劇祭スタッフ

今回の「劇団さんいらっしゃい」は、飛鳥山野外舞台で史上初の現代劇に挑む、ぬいぐるみハンター主宰・池亀三太さん(以下、S)に(ガチで忙しすぎる中)来ていただきました!花まる学習会王子小劇場の職員でもある池亀さんと、同世代の職員・モラル(M)とのトークをお届けします。

M みなさん、こんばんは。連続FRESH企画、第12夜!…今日僕の隣に座っているのは、劇場スタッフの池亀さんではないんですね。今日は、ぬいぐるみハンター主宰の池亀三太さんとしてお越しいただきました!
S 池亀三太です、よろしくお願いします。
M 今回の演劇祭、本当に魅力的な演目が沢山あるんですけど、やっぱりこの、公演の特殊性も含めてこれは見逃せないぞという公演がこの、ぬいぐるみハンターの「ゴミくずちゃん可愛い」なんですね。…会場がどこでしたっけ?
S はい、劇場の駅から逆方向にある飛鳥山公園内の、飛鳥山野外舞台にて公演を行います。
M うおお。野外舞台なんですよね。この会場 現代劇をやるのが初めてということで。
S そう、普段は能とか狂言とかをやってて、最近だと野村萬斎さんが年に一度薪能をやってらっしゃる場所ですね。
M そこにぬいぐるみハンターが殴り込むと。
S いい挑戦をさせてもらっております。

ゴミくずちゃん


M この企画、いつ決まったんでしたっけ?
S いつだっけな…少しずつ決まっていった企画で。やりたいね、って話は北川さんや北区の方とずっと上がってたんですけど。やっぱりなかなか、ぬいぐるみハンターというよくわからない団体にこの由緒ある場所を貸すということに、必要な理解もあったり。そういうところを揉んでいただいて、話をつけていただいて今に至るという感じですね。
M 決まった時は嬉しかったですか?
S 嬉しかったですね。王子で公演をしてたころから、飛鳥山はふらふらしてて、場所の存在はずっと知っていたので。あそこでやれるというのが不思議な感じしますね。
M うんうん。
S 今日は、朝からずっと仕込みをしてて。みんなの公園なので、四日間しか借りれなくて。今日一日で仕込んで、明日場当たり、翌日ゲネプロ本番っていう…普通に劇場よりもタイトなスケジュールで結構てんやわんやしてます。明かりも、日が落ちないと作れないので、今もまさに明かり作りしてますね。
M そっかそっか。本番は二日とも、17時開演ですよね。これは、本番中に日が沈んでいくみたいな感じですか?
S ゆっくりゆっくり暗くなっていく感じですかね。
M そこはストーリーとリンクしてたり?
S している部分もあると思います。にぎやかな前半から多少シリアスな後半に行く波に、自然が乗ってってくれるかなって思う。
M 野外劇の稽古って、室内で上演する作品の稽古と何が違いますか?
S まず稽古場が、実寸を取れるところがなくて。まずそこからですね。(本番の会場は)広々としてるから、本当はここは走りこんできてとか、袖から出てセンターまで走らなきゃ、みたいな想定をしたりとか。
M なるほど。
S でも逆に言うと、本番の会場が、誰でもいつでも立ち入っていい公園なので。お邪魔にならないような感じで、多少現地で稽古したりもしてました。こういう感覚なのねってのを掴んでから、稽古場に帰ってそのイメージで稽古したり。
M はいはい。
S あとはやっぱり、稽古場でうるさいくらいの声量が現地ではちょうどよかったりとか、そういうのもありましたね。
M 声の反響も何もないですもんね。
S 最初に現地いったときは、「これどう戦えばいいんだ…」って、結構みんなで絶望して。でもそこから、キャストさんスタッフさんの力を借りながら、色々調整して形にしていった感じですね。
M じゃあ、稽古場で見ると、信じられないくらい芝居がでかいんだ(笑)
S そうですね、野外想定なんで(笑)感情的なところを通わせてほしいってところと、声とか身体とかを大きく見せるってところのせめぎあいでしたね。
M つかなきゃいけない嘘のレートが上がる感じだ。
S そう。
M にしても、今日は暖かくなってよかったですね。
S そうですね。
M 三太さんは、今日の仕込みは何してたんですか?
S いや、これが大掛かりで!4tトラックで荷物を運んで来たんですけど、公園の中までは4tトラックが入れなくてですね。駐車場から会場までは、軽トラに移し替えて…。
M うそ!じゃあもう、運ぶだけで一苦労だ。
S てんやわんやしてましたね。
M でもいいなあ、野外劇って感じで。あこがれるなー。
S 地元の人にも結構声掛けてもらって、その都度チラシ渡して。
M へえ。
S 稽古してる時も、結構話しかけてきてくれたりして。通し稽古を一時間くらい仁王立ちで見てくれてるおじさんがいました。
M 半分以上観てるじゃん!まぁ、やってるのはこっちの勝手なんで仕方ないね(笑)
S やってる方も観てる方も勝手に(笑)とにかくビッグプロジェクトなんでね、頑張らねばと思っております。
M では、内容の紹介に移りましょうか。…この作品、再演なんですよね。
S 再演です、元々は佐藤佐吉演劇祭2012に参加した時の作品なんですよ。それを、野外劇用にブラッシュアップして。
M 内容はどのような感じですか?
S 近未来SFっぽい世界観を描いてるんですけど、ゴミっていう女の子が、ゴミ谷ってう…僕らが生活してるとこからフェードアウトした世捨て人たちのコミュニティーで育っていって。その場所しか知らない女の子が、世界に目を向けていく、っていうお話です。すごくストーリー自体はシンプルで、場所もそのコミュニティのことを描いてるだけなので 、こぢんまりしてるんですけど、描いてることは世界規模だったりとか、世界で起こってることがゴミ谷の住人たちの心に影響していったりとか。あとは、ゴミの成長物語なんですけど、同時に群像劇でもある作品です。
M 上演時間は?
S 当初、上演時間90分予定だったんですけど、95分~100分くらいになりそうかなと…。
M 野外劇だし、やってみないと厳密に分からない部分もありますよね。
S でも初演は、2時間20分くらいだったんですよ。
M バシバシカットしましたね!
S 40分くらい。
M で、舞台はそのゴミ谷、ということですか。
S はい。夢の島っていう埋め立て地があるじゃないですか、そこがモデルになってて。あそこが谷になってて、世界中の戦争のゴミ(瓦礫)が集まってて、そこで暮らす人の作品という感じですね。
M にしても、演劇祭で二度上演される作品なんて、前例ないんじゃないですか。
S ですかねえ。でも、あの場所で何かをする、って考えたときに、この作品が一番最初に頭に浮かびました。
M それは、どうして?
S 作品のシンプルさだったりとか、生活を描くみたいなところがそうさせたような気がしていて。…初演やったときの会場が王子小劇場で、すげえシンプルなセットでやったんですけど。
M シンプルだったんですね。
S 地球儀が半分床に埋まってる、みたいな。それだけでした。その時から、壁が邪魔だなっていうのは思ってたんですよね。
M めちゃくちゃなこと考えてたんだ(笑)でもじゃあ、その時からこれが野外劇になるのは運命だったのかもしれないですね。
S 再演したいとはずっと思っていて。具体的な案も結構出ていて、床も壁も全部写真にして、ゴミ山を表現して…っていうのも考えていたんですけど、いまいちピンとこないなってので流れてて。それで今回この話をいただいたときに、これをやるべきだって思って踏み切ったところはありますね。
M なるほど…。(チラシを手に)この写真の方がゴミちゃんですか?
S はい、籠谷さんですね。今回はじめましてです。テレビで観て、あの感じの底抜けに明るい感じとか度胸のある感じとか、すげえって思ってすぐ連絡をして。
M 言ってみるもんだねえ。
S だからお芝居みたことなかったんですけど、その人柄と愛くるしさでこれ絶対行けるって思ってて。実際、ばっちりでした。
M それはすごくよかったですね。
S だから是非、観に来ていただきたいです。
M はい。…これもう、言っちゃいましょうよ。チケットが、まだまだあるんですよね。
S はい、まだまだ。正直、ぬいぐるみハンターのここ数年で、一番苦戦してます。もっとがんばらねば、な状態です。
M そもそものキャパが大きいから、ここから全然どれだけ多く来てくれても大丈夫なんですよね。
S はい。今日はもう、制作陣総動員でいろんなところに連絡しまくって、1000通以上の連絡をしてまして。
M すごい。
S でも、それでもまだ全然ですので。死ぬ気でがんばってますので…と言うか、こけたらもう自分、死んじゃうぞ、くらいの。本当に頑張りどきだと思ってますので、是非。ここでしか見られない作品になっていると思います。
M やっぱり、野外劇観たことないって人に、一回は観ていただきたいですよね。
S はい。あとはやっぱり、天気とか気温が不安で足踏みされていた方がいらっしゃるかもしれないんですけど、晴れ予報出ましたので!
M 出ましたね!!
S 日が落ちたら多少寒いとは思いますが、毛布とかブランケットとか、持込自由ですので。あと、ホッカイロも大量に用意してますんで。
M 万全のホスピタリティ!…三太さんの演劇人生がかかってます!!
S これ駄目だったら、僕1回終わるなって思ってますので…池亀三太終了のお知らせになってしまいますので。でも本当に、面白い演劇が、ここにありますっていう。プロのスタッフさん、個性的なキャストさんのおかげですごく自信ある作品になってますので。今日も、美術に感動したり、音響チェック中の爆音にも感動したり、照明が月明かりの中照らしてるのもすごくよかったし…すごいことになると思います。
M ですね。それでもまだ迷ってるって人がいたら、明日ふらっと飛鳥山に下見にきてもいわけですよね。
S 公園は誰でも見にきていい場所ですから。覗けますよ場当たり(笑)
M アレなんですよ。僕としても、三太さんが元気で帰ってきてくれないと、夜に一緒に飲めない…。
S (笑)
M 公演終わったら飲みましょうね。
S モラルさんが僕の家に入れてくれたボトルは一人で飲み干してしまったので、また買っときます。
M 飲んじゃったの!(笑)
S 我慢できず(笑)
M じゃあ今度一本よろしくお願いしますね。…最後に何か、こぼれ話とかないですか?
S ええと…今回、塩谷さんという50歳の俳優さんが、水戸から参加してくださっていまして。元々の出会いはトライアウトで、「すごくいい味をもってる!」って思って駄目元でオファーしてみたら、OKが出て東京にわざわざきてくれて…それで今、一緒に住んでるんですよ。
M あ、東京での住処は三太さんの家なんだ!…どんな感じですか?
S いやもう、すごく和やかで謙虚な方で…座組み的にも最年長なんですけどすごく腰が低くて、逆にこっちが申し訳無くなる感じで。
M ご飯一緒に食べたりするんですか?
S 晩酌とか一緒にしますね。あと、衣装関係の作業を稽古場助手の人とウチでやったりしてたんですが、そこにも加わってくれて。
M 優しい!
S そういう時間も、楽しかったですね。大変は大変な作業でしたけど、塩谷さんに救われたなと思ってます。
M じゃあ、お別れするときは寂しいかもですね。
S そう。でも、結構東京にお芝居観にくる方なので、うち使ってくださいって言ってます。今回の演劇祭も、ぬいぐるみハンターが終わった後色々観たいと言っているので、引き続きしばらず滞在して欲しいなと。
M 素敵な出会いですね。
S そんな感じで、塩谷さんもそうですし、他にも盤石の方々やフレッシュな方々が、ひとりひとり、ちゃんと考えながら動いてくれていて、すごく助かっていますね。僕が「こういう風な絵を作りたいんですよ」みたいなものをお渡ししただけで、結構自分たちで作ってくれています。
M その分三太さんは心置きなく、どうやって野外に打ち勝つのかってことに集中できるわけですね。
S はい、みんなで客席埋めましょう!
M 演劇祭のお祭り感を、一番体感できる演目じゃないでしょうか。
S はい。会場の周りも、美術さんに「祭りをやってるなって1発でわかるようにしてください」ってお願いをしまして…。
M 気になる!…というわけでそろそろ…今日も明日も、三太さん忙しいと思いますので。
S はい、今日からキャンプですね、僕は。見張り番をしていますんで。
M ではでは、劇場にてお待ちしてまーす!
S 是非是非、観に来て下さいねー!
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